RTL-SDR(RaspberryPiサーバ 自動起動設定)
<概要>
今回は、RaspberryPiの電源投入時に自動でRTL-SDRを起動できるようにします。自動起動のための設定方法は、
Computer Radio RF Tech 2012/12/13の記事で紹介されています。
http://ttrftech.tumblr.com/post/37834957647/raspberry-pi-remote-rtl2832u-sdr-server-and-rtl-tcp
この記事を元に作業します。
<起動スクリプトファイルの準備>
Computer Radio RF Tech 2012/12/13のwebhttp://ttrftech.tumblr.com/post/37834957647/raspberry-pi-remote-rtl2832u-sdr-server-and-rtl-tcp
このWebから起動スクリプトをコピーして、WinSCPでRaspberryPiに新規ファイルとして保存します。
<起動スクリプトインストール>
TeraTermを起動して、以下の操作を行います。1. 保存した起動スクリプトファイル(rtl_tcp.rc)をRaspberryPiの “/etc/init.d/”フォルダに”rtl_tcp”という名前でファイルをコピーする。
コマンド: ‘$ sudo cp rtl_tcp.rc /etc/init.d/rtl_tcp’
補足:
スクリプトファイルで使用される改行コードはWindows、Mac、liunxで違っています。もしこのOS間でファイルをコピーした場合には、改行コードの違いが原因で、ファイルの実行で不具合が出る場合があります。もし、以下の“3”での実行がうまくいかない場合は、改行コードの問題を疑ってみてください。
参考web:
http://blog.livedoor.jp/akf0/archives/51600360.html
検索キーワード:”linux 改行“ で検索すると関連の情報が出てきます。
2. “1”でコピーしたファイル(rtl_tcp)のパーミッション(ファイルの実行権限)を変更して、誰でもファイルを実行できるようにする。
コマンド: ‘’$ sudo chmod a+x /etc/init.d/rtl_tcp’
3. rtl_tcpファイルを元にRaspberryPiに起動条件を設定する
コマンド: ‘$ sudo insserv /etc/init.d/rtl_tcp’
補足1:
RaspberryPiで使用しているlinuxはDebianですが、起動スクリプトの設定の仕方がDebianのVer6から’update-rc.d’から’insserv’を使う方法に変更されています。
一度RaspberryPiの電源を落として、再起動させます。起動後にSDR#からTCP接続でRaspberryPiから受信動作できれば、設定完了です。
<その他>
1.Liunxの起動スクリプトに関する情報Symfowareについての考察blog
http://symfoware.blog68.fc2.com/blog-entry-840.html
Debian Wiki
http://wiki.debian.org/LSBInitScripts
2.改行コードに関する情報
http://blog.livedoor.jp/akf0/archives/51600360.html
Windowsの改行コード”CR LF”をLinuxの”LF”に変換する
$ tr –d ‘\r’ < 変換元filename > 変換先filename
(上記の”<” ,”>”もそのまま打ち込む)
改行結果の確認方法
$ od –c filename
この結果表示されるデータで’\r\n’ が’\n’となっていれば良い。
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